インターナショナル講師

オレグ・クリサ

オレグ・クリサ

イーストマン音楽大学教授。キエフ音楽院初代学科長、モスクワ音楽院准教授を歴任。

パガニーニ国際コンクール優勝、ヴィニアフスキ国際2位、チャイコフスキー国際3位、モントリオール国際ではG.クレーメルと第2位同時受賞。東京芸術大学招聘教授(2008)。

クリサ門下は世界の主要な国際コンクール優勝・入賞者、世界各国音大の教授、ボリショイ劇場コンサートマスター、ウクライナ国立管弦楽団コンサートマスター、ニューヨークフィル第1ヴァイオリン奏者らを輩出している。

アレクサンダー・トレーゲル

アレクサンダー・トレーゲル
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元ロサンゼルス・フィルハーモニーのソロコンサートマスター。

20世紀最大のヴァイオリニストの1人ダヴィッド・オイストラフの目に留まり、モスクワ音楽院入学。卒業後すぐモスクワ放送交響楽団入団、その後、イスラエル室内管弦楽団のソロ・コンサートマスター就任。

1974年ロサンゼルス・フィルハーモニー入団し、アシスタントコンマス、セカンドコンマスを経て入団7年目にソロコンサートマスターに任命された。
同楽団ソリストとしてZ.メータ、C.M.ジュリーニ、S.ラトル、P.ブーレーズ、V.アシュケナージ、V.ゲルギエフ、Y.テミルカノフ、E-P.サロネンらの指揮の下、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、バルトーク、メンデルスゾーン、シベリウス、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフの協奏曲を演奏、高い評価を得た。

また、サンフランシスコ、デンバー、ダラス、ヒューストンの交響曲を含む多くの主要な米国のオーケストラとソリストとして共演。 熱心な室内演奏家である彼は、R.ルプ、Y.ブロンフマン、A.プレヴィン、B.グリーンハウス、E.アックスなどの有名なアーティスト達と共演している。

指揮者としてもキャリアを重ね、メーリ・メータによって設立されたアメリカ・ユース交響楽団の後継者として音楽監督に就任(1998)。2001年~2003年トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団指揮(フィンランド)、サンタバーバラ室内管弦楽団、カリフォルニア山岳フェスティバル管弦楽団、およびサンタモニカ交響楽団のゲスト指揮者を務めた。開演直前に体調を崩した指揮者F.W.メストに代わり、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した偉業は同楽団に語り継がれている。

1977年より20年間UCLA(カルフォルニア大学ロサンゼルス校)で教授を務めた。1992年UCLA交響楽団指揮者に、1993年クロスロード室内管弦楽団の音楽監督/指揮者に任命され、それぞれの楽団をユースオーケストラ最高レベルに育て上げた。

サイルス・ファローク

サイルス・ファローク
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チャイコフスキー国際コンクール第4位入賞、ミュンヘン国際ファイナリスト、ミルウォーキー交響楽団ヴァイオリンコンクール最優秀賞受賞。
彼と彼の妻でスタインウェイアーティスト-キャロリン・マクラッケンは、米国芸術大使プログラムの全国デュオコンペティションで優勝を果たし、多数の米国の著名なホールで演奏した。
ファルークは現代音楽も得意とし、A.マシャイエキからヴァイオリン協奏曲4番5番、ヴァイオリンソナタ4番を、R.ワリーとA.フレッチャーからも作品をファルークに献呈されている。2016年マシャイエキ作曲ヴァイオリン協奏曲第4番を、V.シレンコ指揮・ウクライナ国立交響楽団と録音。

ブリュッセル王立音楽院卒の母親にヴァイオリンの最初の手ほどきを受けたファルークは、最年少9歳で音楽院アルチュール・グリュミオーのクラスに迎えられた。後に、ダヴィッド・オイストラフ(オイストラフ亡き後、クリサ氏に師事)とジョーゼフ・ギンゴールドに師事し、フランコベルギー派を代表する奏者となった。ファルーク氏の教育への献身と彼の芸術を伝える技術は、教育者として高く評価されている。

ピッツバーグのカーネギーメロン大学で教鞭をとり、2009~2010年度、2015年にイーストマン音楽学校の客員教授を務めた。20か国以上のフェスティバルで演奏、また指導。彼のクラスは、国際コンクール入賞者、および世界中のプロオーケストラ奏者を輩出している。